2008年04月05日
君達はエリートだ 本音の出やすい?入社式挨拶 4月5日
『一生公務員でいられる保証がある。景気が悪くなっても倒産 する心配もしないで済むことは大変なメリットだ。安心して、仕 事に打ち込んでほしい』
福田首相が国家公務員合同初任研修で、T種合格のキャリア 組公務員の雛達を前に語りました。
確かに、どんなに赤字を出そうが、国民の税金を着服しようが、 個人情報をP2Pで流そうが、自分達の責任で苦しんでいる年金 不受理のお年寄りを返り討ちにしようが、大したお咎めもなく済む のが公務員特権ですし、キャリア組に関しては、よほどの国や役 所が守ってくれたり、もみ消したりしてくれますから、首相の発言 は真実でしょう。年金問題や防衛省の武器会社との癒着の件の 様に、大問題化した時でも、最低人数だけ犠牲にし、大部分は 守ってもらえることがわかっています。多少の不祥事であれば、 ほとぼりが冷めた頃に天下りし、以前にも増して高給を貰えると言 うVIP待遇もあるくらいです。
首相の発言の問題点は置いておくとして、入所式、入社式での 挨拶は、ユニークなものが多いですよね。本年が出やすいというか、 一件問題発言的に聞こえてしまうものが多いです。
そこでHNNでは、今年新入社員として入社した人たちへ、
『入社式でどんな話をされましたか』
という非公式アンケートを取ってみました。あくまで後輩や友人を
通じてのものが多いので、あくまで参考ですが、それでも面白い
ことがわかりますよ。
大手製薬会社 企画本部長挨拶より
「医者にかかる人よりも、市販の薬を利用する人の方が多い。
医療の基礎は実は製薬にある」
大手電化製品メーカー 専務挨拶より
「現代において世界をわくわくさせるのは、いつも電化製品だ。
世界中でわが社の電化製品が売られ、たくさんの外国人が当社
の新作開発に期待している。君達は世界から期待されている」
この辺はまだいいでしょう。 事実でもあります。多少の誇張は全然OKな場であると思います。 ところが。
テレビ番組制作会社 社長挨拶より
『君達はエリートだ。情報の伝達形態は変わってきているが、それ
でも真実を的確に伝えたり、本当に国民の求める愉悦を表現出来
ているのはテレビでしかない。テレビを見て感想して泣いたり、楽しく
て笑ったり、時に怒ったりする。君達がする世の中を大きく動かす仕
事なのだ』
テレビは伝えるのが仕事で、怒ったり笑ったりは視聴者の勝手だと 思うんですけどね。それと真実を的確に伝えていますかね。
例の自動車会社 入社式より
『車がなくては生活出来ません。君達は車を造るのではなく、世界
を創るのです』
ここは毎年のことだからあえて何も言いません。
経団連で有名な例の企業
『いち優良企業であることは勿論、社会貢献や途上国の支援など、
世界の動きと連動して動いて行く』
いえ、いち企業でいて下さい。世界への貢献も良いですが、その前に 日本国民をいじめるのを止めて下さい。政治に口出ししないで下さい。
発言の中身は別として、どうして入社式の挨拶はこうもある意味おかし なものが毎年多いのか不思議ではないですか。 ちょっと考えたのですが、それは意識の刷り込みにあると思います。
日本で会社員になる場合、世界で最も必死に働くことを要求されます。 世界一長い労働時間に耐え、自殺率世界一位を誇るほどの精神的 ダメージにも負けず、各経済紙による人生=仕事理論を常識として 鵜呑みにし、会社に人生ごと捧げるのが美徳な世界の住人になって もらう必要がある訳です。
その見返りとして給与や生活、社会保障で還元したいのでしょうが、 あいにく個人GDPは先進国最下位、保障は薄いが税金は中課税 です。あくまで大企業だけが儲かる仕組みですので、社員みんなを 幸せには、金銭面では出来ない訳ですね。
ですので、精神的な充実によってそれを為そうとするのではないで しょうか。君達は世界を動かすエリートである。情報を動かすのは君達 だ。国民の感情さえも君達はコントロール出来るのだ。そういう選民意識 を植えつけることで、メンタル面での優越感を植え付け、不遇にも耐え させようとするのでしょう。
記者 : HINOGAMI
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