HNN <ハリネズミねっとわーく>

2008年04月10日

店長も時給950円  日本って…4月10日

マクドナルドに続いて、牛丼チェーン店のすき家までも が、賃金不払いを巡って、労働者ユニオンから刑事告訴が されました。 


告訴を行ったのはすき家で働くアルバイトの3人で、残業 代が払われないことや、他店の応援に行った際の賃金を、 女性が管理職だったことを理由にその分の賃金を支払っ ていないとして企業を相手取って告訴に踏み切りました。 女性は、今注目されている所謂「名ばかり管理職」。待遇 はアルバイトと変わらないのに、登録上だけ店長ということ になっていました。


日本は労働者の権利は著しく低いにも関らず、メディア洗 脳によってそれを認識していなかった為、情報が広く出回 る様になった今、企業側が溜め込んだ膿は至るところに あるでしょうし、こういう告訴はこれからもどんどん増えてい くでしょう。増えていかなければなりません。 



ただ、告訴は告訴として、注目すべき点は他にもあります。 それは告訴を行った従業員の一人の女性の待遇について です。


朝日新聞の報道によれば、この女性は昇格試験に合格し て、2万円の手当てがもらえる店長になっていたそうです。 しかし、その分残業手当が出ないのですし、他店に応援に 行ったりするとタダ働きなようですから、2万円しかない手 当てでは完全に逆ザヤでしょう。 試験に合格すると、「アルバイト」から「契約社員」になるとの ことですが、女性の給与体系は時給950円という、アルバ イトとなんら変わらない労働条件でした。


これらは、ワーカホリック化させる企業側の常套手段です。 「昇格」「契約社員」などの曖昧な言葉を、あたかも生きる 上での勲章であるかのような付加価値をつけ、実質はより 一層従順な企業奴隷に変身、洗脳していく訳ですね。 「契約社員」「派遣社員」。業務委託や技術職などの例外 もありますが、多くは要は使い捨てが堂々と出来る便利な アルバイトです。 小泉元首相が規制緩和によって作りだした層ですが、その 時の条件である


・ 一定期間の雇用で正社員化する
・ 正社員同様の待遇を確保する 



自覚症状が薄い人も多いでしょうが、会社員の多くも同様の ことが言えるでしょう。通勤途中のサラリーマンに配っている フリーペーパーをめくれば、
「ライバルに差をつけろ。『こそっと残業』で差がつく」
「趣味も仕事も充実。キラキラ派遣社員」
「仕事中の睡魔に打ち勝て」
「1時間早く会社に来るだけでチャンスは広がる」
「億の仕事をするようになった3年目の営業マン」
など、冷静に見たら失笑ものの政府や企業の提灯記事ばかり ですが、毎日の激務やテレビや雑誌の影響力は大きく、それ を頷きながら読むようになってしまう人も、少なくありません。 


それを証拠に、今回の女性の告訴に対しての、ネット掲示板な どの意見では、
「店長なんだから残業代無しは当然」
「最近は労働者が権利ばかり主張する」
「労働者を擁護し続けるのはどうかと思う」
などのコメントも多く見られるようです。 管理職ならばそれなりの待遇を与えるべきですし、労働者が権 利を主張してこなった為に、日本の今の惨状があり、労働者に 有利な部分より遥かに多く大企業に有利な制度があることは、 未だ明るみには出されません。 


本来であれば、今よりずっと時間も金銭も余裕のある生活を送 れる人が大多数なのですが、企業やマスコミの言い分ばかりを 毎日刷り込まれ、いつの間にか労働を人生と同義に考えてしま っている人が多いのが現状じゃないでしょうか。


記者 : TASHIRO 


担当者
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記者:TASHIRO


 
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