2008年04月12日
近居のススメ 4月12日
「近居」という言葉を知っていますか? 最近聞くようになった言葉です。
東京で家族関係に異変が起きている。 地方などに住む老親が、30代、40代の子どもの家族が住む東 京に移住する傾向が強まっているのだ。 野村総合研究所の「生活者1万人アンケート調査」では、親が十 数分の徒歩圏に住む「近居」や電車などで片道約1時間以内に 住む「隣居」の割合が、97年から06年の10年間で28%から4 1%に増えた。(ゲンダイネット)
先日、テレビでも取り上げていました。親世代と子供世代が徒歩 圏内、車や電車ですぐに会える場所に住む「近居」が増えている そうです。
親世代の理由としては以下があるそうです。
・若い世代の負担が大きいから
・老後、健康面で面倒をかける
・退職金、年金などでゆとりがある
すねをかじることをそんなに申し訳ないと思っていない子供世代、 すねをかじられることを必ずしも嫌がっていない親世代、そんな親 子関係があります。
家庭を持つことを想像してみると、経済(預貯金がある親からの経 済的な補完)、子育て(子供の世話のお願い、子の親・祖父母は孫 に会える)、健康(親が病気で倒れた時の面倒をみる)、それぞれ の面で双方にメリットがあります。 また、同居をしないことで嫁姑のトラブルの回避など人間関係にも 有効そうです。元は他人との同居っていろいろ大変そうですよね…。
地域社会、共同体の繋がりがなくなってきたと言われる日本の 社会で、親子の結びつきが強くなるのは自然なことかもしれませ ん。
ただ、経済的な側面から考えてみると、子の世帯の収入では子育 てが難しい現実があります。女性の社会進出と分けて考えますが、 共働きをしないと経済的に子供を育てられない社会になりました。 だから、「近居」がこの10年で加速したと思います。
かつては、専業主婦が多かったですよね。私の子供時代を振り返 ると、友人の家に遊びに行けば、だいたい専業主婦のお母さんが 出迎えてくれたものです。いつから夫の収入だけではなかなかやっ ていけない家庭が多い社会になったのでしょうか。「経済大国」の はずの日本で、両親が必死に働かないと子供を持てないなんて、 何かおかしいと思いませんか?
記者:片桐
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