HNN <ハリネズミねっとわーく>

2008年04月12日

カビ毒と輸入家畜飼料の因果関係  4月12日

●カビ毒アフラトキシンの米国での食用規制値は0.02ppmで家 畜用は0.3ppmとされてます。以前、米国産トウモロコシは国内 外で食用や家畜用等とされていましたが、バイオ燃料の増産に伴 い消費比率が大きく変化しています。 アフラトキシン汚染濃度の低いものは当然食用とされ、0.1ppm 前後までがバイオ燃料用。そして0.3ppmまでが米国内家畜用で、 それらより品質の劣る物が海外家畜用として輸出されています。


●バイオ燃料用が家畜用よりも良質な物を必要とする理由は、副 産物が家畜飼料として主に米国内で利用され、この規制値も0.3 ppmで有る為です。 トウモロコシのカビ毒はエタノールには移行せずに副産物に濃縮 されて残ります。それは原料の約三倍濃度。副産物が規制値内 を維持し商品価値が低下しない様に、バイオ燃料工場ではアフラ トキシンに高濃度に汚染されたトウモロコシの受け入れを拒否して います。この数値が米国では優先される為に、海外の家畜用には 必然的に品質の劣る物が輸出される事態と成っています。


●トウモロコシがカビ毒に汚染される原因は生産地の気候や、保 存施設の不備にも有ります。04年は史上最高のトウモロコシ豊作 の年でした。その為に収穫しても保管倉庫が不足して野積み状態 と成る農場が多数有り、品質が悪化しました。 この頃からカビ毒被害は増加しだしてましたが、05年はカトリーナ での直接被害や保管倉庫の不足も続いており、カビ毒が高濃度汚 染と成り、家畜の死亡被害が急増しました。


現在の家畜被害の原因も、生産量増加に対し保管倉庫の不足や、 バイオ燃料の増産等の影響が有ります。日本の家畜飼料の規制 値は米国の食用と同じ0.02ppm。 食用と同程度を輸入するには当然無理が有りますが、米国や日本 政府、飼料関連企業等の倫理感の低さも消費者の健康に災いして います。


発ガン性有るカビ毒はアフラだけでは有りません。アフラ濃度が高 い時には、他の発ガン性赤カビ毒などの汚染濃度も高まります。 この赤カビ毒は数十〜数百ppmと成りやすくアフラよりもやっかい です。これが輸入家畜飼料の実情です。


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