2008年04月21日
週刊きっこの目 4月21日
この前、スタートしたばかりだと思っていた「週刊きっこの目」だけど、早くも10回目を迎えることになり、一度もシメキリを破らずにキチンと書き続けてるあたしに、誰も言ってくれないから、「偉いぞ、きっこ!」って自分で言ってみたりしつつ、ちょうど10回目ということで、ここで立ち止まって振り返ってみると、何かが足りないような気がして来た。それで、今までの原稿を読み返してみたら、あたしの十八番とも言える「謎解き」の要素が足りないような、つまり、頭脳は子供でもベッドでは大人、迷探偵キッコナンの活躍が見られないってことに気づいた。
もちろん、毎回毎回「謎解き」を楽しめるようなニュースには巡り合えないし、様々な角度からニュースを分析したりツッコミを入れたりするのが「週刊きっこの目」なんだから、いろいろなアプローチがあっていいと思う。だけど、何回かに1回かは、一部に熱烈なファンがいそうな予感がする迷探偵キッコナンに登場してもらって、鋭い推理と独断による決めつけで、難解な事件を鮮やかに解決してみたいと思う‥‥ってことで、記念すべき10回目の「週刊きっこの目」で、あたしが目をつけたニュースは、コレだ。
「何のため?グリーン50カ所掘り起こされる」(2008年4月13日)
11日、栃木県市貝町大谷津のゴルフ場「新宇都宮カントリークラブ」(全27ホール)で、グリーンが約50カ所掘り起こされているのが見つかった。スコップ状のもので掘られたとみられ、穴は大きいもので深さ約20センチという。埋め戻し作業の人件費で約20万円かかるといい、同クラブ関係者は「いったい何のために」と首をかしげている。茂木署が器物損壊事件として捜査している。調べでは、被害に遭ったのは西コース8番ホールにある本グリーンとサブグリーン。同クラブによると、近くの県道から約30メートルの距離で、簡単に侵入できるという。整備担当者が10日午後4時半ごろ見回った時には異常はなく、11日朝の点検で見つかった。(朝日新聞)
うう〜ん、久しぶりに迷探偵キッコナンの腕が鳴る怪事件が発生した‥‥ってことで、何の理由もない単なる「イタズラ」であったのなら、深夜に忍び込んで穴を掘るにしても、数ヶ所がいいところだろう。何らかの「理由」や「目的」がなければ、「50カ所」という異常さ、執拗さには発展しない。それで、あたしは、まずは、このゴルフ場のホームページを見てみた。すると、住所は、「栃木県芳賀郡市貝町大字大谷津1180」と書いてあった。つまり、新聞の記事では、「芳賀郡」と「大字」を省略したってことだ。そして、次のような宣伝コピーが書かれていた。
かなたの那須・日光連峰を背景に、夏涼しく冬暖かい気候に恵まれた環境は、芝生や樹木を豊かに育て、緑あふれる「大いなる自然」を造り出しております。そのうえ、京都の数奇屋大工の手による数寄屋造りの宿・料亭・茶店等、日本建築の極みとも言える、施設群が完備。ワビ・サビの心を大切に、豊かにお楽しみいただけるようにと、心を砕き造りあげた当クラブは、ご来場いただいた多くの皆様方より、「日本を代表する独特の名コース」と高い評価をいただいております。
俳句をたしなむあたしとしては、「ワビ」と「サビ」をカタカナで書いた時点で、すでに侘びも寂びも感じられないんだけど、そんなことにツッコミを入れてる余裕もないので、サクサク行こうと思う。で、このホームページのトップには、「桜の開花予想日」が書かれていて、「2000本の桜の下でゴルフをお楽しみ下さい」と書かれていた。そして、栃木県の「ゴルフ場案内」には、「丘陵コースですが樹木も多く林間コースの様な趣があります」と紹介されていたので、前出の宣伝コピーと合わせて考えると、木々の多い自然豊かなゴルフ場だということが分かった。
このゴルフ場は、「西コース」「中コース」「東コース」の3つのコースから成り、それぞれが9ホールの合計27ホール。問題の西コースの8番ホールは、412ヤードのパー4、打ち上げのコースなので、豪快にドライバーのフルショットを楽しめるって書いてあった。ま、ここまでのことは、迷探偵キッコナンじゃなくても、誰でも簡単に調べられることなので、あたしとしては、このゴルフ場の周りを広範囲に調べてみた。そうしたら、数々の古墳や、数々の城址や、数々の神社など、なかなか興味深いものがたくさん見つかった。
たとえば、このゴルフ場のすぐ南、200〜300メートルのところに、「大谷津城」の城址があって、その西側を流れる小貝川をはさんだ丘の上には、この大谷津城の出城だった「ひめ城」の城址があった。そして、この周りにもたくさんの城址があったんだけど、この大谷津城址だけが、激しく荒らされていたのだ。それで、このお城のことを調べてみたら、戦国時代に、この地での戦いで、このお城に関係してる将軍が、敵を暗殺した仕返しに、その敵の仲間から暗殺されたってことが分かった。
それから、この大谷津城址のすぐ下に、「星宮神社」という小さな神社があったんだけど、栃木県内には、いくつもの星宮神社が点在していて、これらは、古代、この地を治めていた「甕星香々背男命(みかほしかかせおのみこと)」を祀っているってことも分かった。だから、迷探偵キッコナンとしては、戦国時代のことを掘り下げて行こうか、星宮神社のことを掘り下げて行こうか考えたんだけど、どちらもピンと来なかった。
これは、今までに数々の難事件、怪事件を推理して来た上で身についた直感なんだけど、今回の事件には、犯人の「悪意」を感じないのだ。このゴルフ場に恨みがあって、営業を妨害してやろうと思ったのなら、「8番ホールだけ」に「50カ所」というのはおかしい。本当に嫌がらせをするのなら、複数のホールのグリーンに、1つずつ穴を掘るだろう。つまり、恨みからの犯行の線は薄いということになり、暗殺が繰り返された戦国時代のことを掘り下げても、謎は解明されない、ということだ。それに、いくらゴルフ場のすぐ近くに城址や神社があると言っても、この辺りには、他にもゴルフ場がたくさんあるし、城址や神社もたくさんあるので、このゴルフ場でなきゃならない理由にはならないと思ったからだ。
このゴルフ場だけが荒らされたという謎を解くためには、まずは、このゴルフ場の固有性、このゴルフ場が周りのゴルフ場と違う点を考えなくちゃならない。それで、あたしが目をつけたのは、このゴルフ場の「住所」だ。この「新宇都宮カントリークラブ」のすぐ西にある「ロイヤルメドウゴルフクラブ」の住所は「栃木県芳賀郡芳賀町大字給部」で、北東にある「大金ゴルフ倶楽部」の住所は「栃木県那須烏山市森田」になっていた。だから、「新宇都宮カントリークラブ」の住所、「栃木県芳賀郡市貝町大字大谷津」のうち、「栃木県」と「芳賀郡」はカブッてるので排除して、残りの「市貝町」と「大谷津」の部分が、このゴルフ場の固有性ってことになる。つまり、このゴルフ場が狙われた謎を解くカギは、「市貝」か「大谷津」にあるってことになる。
ちょっとムリを感じるかもしれないけど、誰も目をつけない部分に目をつけてこそ、こうした難事件を解き明かすことにつながるってのが迷探偵キッコナンの自論で、非科学的だなんてイチガイには言えないのだ。「市貝」だけに(笑)‥‥なんてのも織り込みつつ、今、調べてみたら、「市貝町」は、「イチガイマチ」じゃなくて、「イチカイマチ」って読むそうだ。う〜ん、残念!で、「大谷津」のほうは、予想通り「オオヤツ」って読むことが分かったんだけど、「オオヤツ」「オオヤツ」「オオヤツ」‥‥って繰り返していたら、どこかで聞いたことがあるような気がして来た。それで、耳から煙が出るほど脳みそをフル回転させて記憶を掘り起こしてみたら、ピキーン!と思い出した。
そう、「オオヤツ」と言えば、「日本書記」に出て来る女の神様の名前だった。「オオヤツヒメノミコト(大屋津姫命)」がお姉さんで、「ツマツヒメノミコト(柧津姫命)」が妹で‥‥って、おおっ!お兄さんは「イソタケルノミコト(五十猛命)」だ! 「グリーン50カ所掘り起こされる」の「50」って、「五十猛命」の「五十」じゃん!‥‥って、ちょっとコーフンしちゃったけど、これでもう、50%は謎解きができたようなもんだ(笑)
同じ話でも、「日本書記」と「古事記」によって、表記や内容の一部が変わっていたりするけど、「日本書記」の表記に統一して書くと、まず、イザナギ(伊弉諾)とイザナミ(伊弉冉)のカップルがいて、この2人が、淡路島を作り、本州、四国、九州と、日本の島々を作って行った。そして、海の神様、風の神様、火の神様と、いろんな神様を生み出して行った。ようするに、あたしの大好きなギリシャ神話を小規模にしたようなもので、小さくまとまっているからこそ、親近感を持って味わうことができる。
日本書記」ってホントに面白くて、たとえば、イザナミが火の神様を産んだ瞬間に、アソコを火傷しちゃうのだ。産んだ瞬間にアソコを火傷したのなら、お腹の中にいた時には何で大丈夫だったのか?とか、火の神様を産んで火傷したのなら、氷の神様を産んだらアソコが凍傷になっちゃうのか? とか、いろいろなツッコミドコロもあるし、こんなギャグマンガのようなことが、この国の起源として真面目に書いてあるのだから、ホントに楽しくなる。それで、アソコの火傷が原因でイザナミは死んでしまうんだけど、ダンナのイザナギは頭に来ちゃって、その火の神様を殺しちゃう。そして、イザナギは、どうしても愛妻のイザナミのことが忘れられなくて、黄泉(よみ)の国まで会いに行ってしまう。
だけど、ようやく会えた愛妻は、全身が腐敗してウジ虫がわいた酷い姿で、イザナギは真っ青になって逃げ出す。すると、イザナミは、ゾンビのように追いかけて来る。逃げるイザナギ、追うイザナミ、逃げるイザナギ、追うイザナミ、逃げるイザナギ、追うイザナミ、ややこしや〜ややこしや〜ってワケで、やっとのことで、黄泉の国とこの世との境、黄泉比良坂(よもつひらさか)まで逃げて来たイザナギは、その入口を大きな岩でふさいで、ホッとしたのだった。
それから、イザナギは、黄泉の国で受けたケガレを落とすために、禊(みそぎ)をするんだけど、この時に、また、いろいろな神様が誕生した。その最後には、アマテラスオオミカミ(天照大神)、ツクヨミノミコト(月夜見尊)、スサノオノミコト(素戔嗚尊)の3人の神様が生まれた。そして、イザナギは、アマテラスには「天空」、ツクヨミには「夜」、スサノオには「海」を統治するように言ったんだけど、アマテラスとツクヨミがちゃんと従ったのに対して、スサノオは「嫌だ!ボクはお母さんに会いたい!お母さんのいる根の国(黄泉の国)に行きたい!」ってダダをこねたので、イザナギはスサノオのことを追放してしまう。
すべてを書いていると長くなってしまうので、かいつまんで行くけど、追放されたスサノオは、それでもお母さんのイザナミに会いたくて、うるさい親父のイザナギが死んだのをいいことに、根の国に行くことにする。それで、その前に、お姉さんのアマテラスに会いに天空界へ行くんだけど、ここで、スサノオは、とんでもないことをしでかしてしまう。周りの田畑を荒らしたり、アマテラスの御殿の中にウンコを撒き散らしたり、挙句の果てには、アマテラスが機(はた)織りをしていた小屋の屋根に穴を開けて、そこから、皮を剥いだ馬を投げ込んだりしたのだ。そして、これに驚いたアマテラスは、機織り機の部品が体に刺さって大ケガをしてしまう。
それで、弟の傍若無人なふるまいにショックを受けたアマテラスは、天岩戸(あまのいわと)の中に引き篭もってしまう。天空を統治する神様、アマテラスが隠れてしまったため、日本は暗黒の世界になってしまった。寒くなり、大地は荒れ果てて、作物が収穫できなくなり、大混乱だ。それで、いろいろな神様たちが、何とかアマテラスに出て来てもらおうと、手を変え品を変え天岩戸を開けさせようとする。このクダリは、有名だから知っている人も多いと思うけど、ギリシャ神話にも、すごく似た話がある。大地と豊穣の女神、デメテルが、愛する娘のペルセポネを冥府の神、ハーデスに拉致されちゃって、それに嘆き悲しんだために、世界が真っ暗になってしまう。そして、大地は荒れ果てて、作物は収穫できなくなり、困り果てた神々は、手を変え品を変えデメテルをなだめる、という話だ。
で、話を戻すと、アマテラスは天岩戸から出て来てくれて、世の中は元に戻り、スサノオは、天空界から地上へと帰って来た。それが、朝鮮半島の新羅(しらぎ)の国だ。だけど、この土地が気に入らなかったスサノオは、土の船を作って、日本へと渡って来る。スサノオが到着したのは、現在の島根県で、それから、スサノオは、鳥髪山(現在の船通山)へ行き、この地を荒らしまわっていたヤマタノオロチを退治する。そして、ヤマタノオロチのシッポから出て来た「草薙(くさなぎ)の剣」を迷惑をかけたお詫びの印として、アマテラスへと献上した。
こうして、ザッと「日本書記」を流してみると、全体的なことは知らない人でも、絵本やアニメなどで、「天岩戸」の話とか、「ヤマタノオロチ退治」の話とか、部分的には知っていると思う。そして、ここからが、いよいよ今回の本線なんだけど、神様たちの中で、ちょっと波乱万丈な感じのスサノオも、それなりの年齢なので、ちゃんと子供がいた。「日本書記」の一書(第五)には、スサノオには、長男のイソタケル、長女のオオヤツヒメ、次女のツマツヒメの3人の子供がいて、長男のイソタケルが、「大八洲(おおやしま)」、つまり、日本の国を治めていたって書かれている。そして、スサノオは、自分の子供がこの国を治めて行くためには、お金が必要で、朝鮮の島には金銀があるから、それを取りに行くために、木の船が必要だって言ってる。
だけど、当時の日本は、木が生えていなかった。それで、スサノオは、自分の鬢(びん)を抜いて杉を作り、胸毛を抜いて檜(ひのき)を作り、お尻の毛を抜いて槙(まき)を作り、眉毛を抜いて樟(くす)を作った。ちなみに、「鬢」というのは、側頭部の毛のことだ。それで、杉と樟は船を造るため、檜は神社を造るため、槙は棺(ひつぎ)を造るために大量に必要なので、日本中にこれらの木の種を蒔こうってことになった。そして、3人の子供たちは、スサノオの作った種を持って日本全国をまわり、国中に種を蒔いて、緑の豊かな国にしたって書かれている。
もちろん、昔の日本に木が生えていなかったハズはないから、緑の豊かな当時の状況を「神様のオカゲ」ということにするための作り話に決まっている。だけど、実際に3人の神様が全国をまわった名残りは、各地に地名や神社の名前として残っているのだ。現在の佐賀県にある基山(きやま)をスタートした3人は、出雲のある中国地方から、東北地方、北海道をグルッとまわって、最終的には、和歌山県の紀伊に祀られることになる。
だから、大きなポイントとなるのは、基山、出雲、紀伊の3ヶ所だ。基山は、「五十猛神が最初に木を植えた山」として伝えられていて、筑紫の荒穂神社には、3人の神様が祀られている。出雲大社の少し西にある島根県大田市は、スサノオがイソタケルを連れて上陸した地とされていて、「五十猛(いそたけ)町」という町があり、当然、「五十猛神社」もある。そして、紀伊と言えば、「紀伊国」、つまり、「木の国」ということで、植樹の神様であるイソタケルたちを祀っている神社がたくさんある。中には、「大屋都姫神社」や「都麻津姫神社」など、妹のほうをメインに祀っている神社もある。
九州から北海道まで、全国に何百もイソタケルたちを祀っている神社がある事実から、この3人が、文字通り、全国をくまなく植樹してまわったことがうかがえる。そして、イソタケル、オオヤツヒメ、ツマツヒメの3人の名前は、表記や読み方を様々に変えて、全国に残っている。オオヤツヒメの場合は、その多くが「大谷津」と表記されて、全国のあちこちにこの地名が残っている。そして、今回の「新宇都宮カントリークラブ」のある「栃木県芳賀郡市貝町大字大谷津」も、その1つだったのだ。
ちなみに、栃木県内で、イソタケルを祀っている神社は、下都賀郡にある「三毳(みかも)神社」「十二所神社」「時平神社」、足利市にある「飯有(いいあり)神社」「稲荷神社」「熊野神社」の6つで、残念ながら、ゴルフ場のある芳賀郡には1つもない。でも、ゴルフ場のある大谷津はと言えば、地名として「オオヤツ」の名が残っていただけでなく、「大谷津さん」という名字の人が多く住んでいて、それも、この大谷津を中心として、芳賀郡全体に広がっていたのだ。これらの事実を総合して推測すると、栃木県内も3人がくまなく植樹してまわったことは間違いないと思うけど、3人が一緒にまわったんじゃなくて、3人が手分けしてまわったのだと思える。つまり、大谷津の植樹を担当したのが、オオヤツヒメだったってことだ。
そして、もう1つ、栃木県の土着の神様で、県内のほとんどの神社で祀られているのが、磐裂神(イワサクノカミ)と根裂神(ネサクノカミ)で、下都賀郡壬生町には、「磐裂根裂神社」という神社もある。で、この2人の神様を生み出したのが、イソタケルたちのおじいちゃんにあたるイザナギなのだ。ここで、さっきの前フリが生きて来るんだけど、イザナギの奥さんのイザナミが、火の神様であるカグツチ(香具土)を産んだ時に、アソコを火傷して、それが原因で死んでしまった。それに腹を立てたイザナギは、腰に提げていた十握剣(とつかのつるぎ)を抜き、カグツチの首を斬り落して殺してしまう。この時に、カグツチの血が空へ飛び散って、その血から何人もの神様が生まれたんだけど、その中の2人が、このイワサクノカミとネサクノカミなのだ。
栃木県には、イワサクノカミを連想させる石裂山(おざくさん)という山があって、この山にある「加蘇山神社」では、もちろん、イワサクノカミとネサクノカミが祀られている。つまり、ここまでの流れから分かるように、栃木県全域が、「日本書記」の世界観をそのまま写し取ったような土地であり、その中でも「大谷津」と名づけられた地域は、植樹の神様であるオオヤツヒメと深い関わりがあったと考えられる。
この国の創世記に、兄弟で力を合わせて、全国に木を植えてまわったイソタケル、オオヤツヒメ、ツマツヒメの3人。そして、オオヤツヒメが、遥か時空を超えて、自分が木を植えた大谷津の様子を見に来てみたら、一番最初のゴルフ場の宣伝コピーに書かれているように、2000本の桜の木を始め、周り中が木々に彩られた緑豊かな丘陵が広がっていた。それで、とても安心したところ、ふと丘の上のほうを見ると、木々の緑が広がる中、1ヶ所だけ、ハゲ山のようになっている部分を発見した。これはいけないと思ったオオヤツヒメは、植樹のために穴を掘り始めた。尊敬する兄、イソタケルの名前と同じく、50の穴を‥‥ってことで、頭脳は子供でもベッドでは大人、迷探偵キッコナンが、迷宮入りしそうだった怪事件をミゴトに解決したお祝いに、1句詠んで、記念すべき10回目を終わりにしようと思う。
- 神々の嘆きし桜吹雪かな きっこ
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